スギケンの闇鍋風ドールブログ

ドールの話をメインに、カメラ、漫画、イラスト、アニメ、映画など、ある方面に偏った趣味を闇鍋風に送る不定期日記です。                

君の名は。

君の名は。01

異例の大ブームを巻き起こした、「君の名は。」
公開日が昨年の8月だというのに、まだ上映館があることからも、ブームの熱さが窺えます。

私も映画館で見ようと思っていました。
が、ものぐさな性格なので、「そのうち、そのうち」といつものように先送り……。
そしたら、全国の上映館も減り、いよいよ終わるっぽい雰囲気じゃないですか。
なので先日、慌てて映画館に足を運びました。

ここまで評価を得た作品ですから、絶対になにかがあるはずです。
それを自宅鑑賞で済ますのは、ちょっと勿体ないですよね。

「ほしのこえ」で衝撃を受けて以来、新海監督のことは、ずっと注目してきました。
彼が手掛ける映画には、叙情的かつ詩的な作品が多く、そこにハマった口です。

鑑賞前。
私の中のハードルは、オリンピック選手でも飛び越えられないくらいに高くなっていました。
なにせ、注目してきた監督が尋常じゃない程の評価を得る作品を作ったわけですから、
それはグングン上がりますよ。ハードルが。

しかし、しかし、しかし、しかし!

そんな心の中をハードルを、この「君の名は。」は、いとも容易く、
いや、飛び越えるだけでなく、宙返りにひねりを加えて飛び越えた!

物凄く期待していたのに、
その期待の遥か上をいっていた。

君の名は。02

「君の名は。」という作品は、私の心の中にあるレーダーグラフの
すべての項目を、ほぼ満点にしました。

こんなことを言えば、大抵の人に笑われるかもしれません。
でも、観終わった直後。私は本気で、
「私が映画に求める理想のすべてがここにあった……。
例え明日死んでも、悔いはないだろう」
……そう思いました。
そう思ってしまうほどの満足感に満たされていました。

映画を鑑賞中、得体のしれない何かが背筋を駆け抜けることがあります。
もう10年はご無沙汰だったその感覚を、この作品は思い出させてくれました。

前前前世、というタイトルの挿入歌が使われることだけは知っていましたが、
それが自分の中で完全にミスリードになっていました。

前世がらみの作品と勘違いしていた私は、
三葉の上空を彗星が横切り、カメラが彼女に寄ったときに、こう思ったのです。
「はい、ここでシーンが変わって前世について語られるんだね」

しかし、一向に語られません。

首をかしげる私をよそに、三葉が住む街を瀧くんが探し始めます。

探し当てた彼が、目の前の光景に息をのんだとき……、
懐かしい感覚が私の背筋を駆け抜けました。

勘違いしていたので、これは読めなかった……。

とある本に、こんなことが書いてありました。
「素晴らしい映画の起承転結の承から転に切り替わる地点には、
観客の度肝を抜くような意外な展開が必ずある」

ネタバレになるので、具体的には書けませんが、
この「君の名は。」に用意された転機も凄まじい衝撃でした。

そこからはもう、ハラハラドキドキ。

どうなるの。
なんとかなるの?
なんとかなってほしい!
なんとかなれ!!
そんな感情が私の全身を駆け巡る。

そして終盤にかけての盛り上がり。

……最高の時間でした。

凄いよ、新海さん。

これまでの作品は、どちらかというと作家性が前面に出た
詩的な感じのものが多かったけれど、
今回は完全にエンターテイメントしていた。
いつもの新海さんらしさとエンターテイメントが融合して神作品になっていた。

映像と音楽のシンクロ具合も素晴らしく、
宮崎アニメと並べても遜色のない、同レベルの感動がありました。
個人的には、国内での歴代興行成績2位のタイタニックよりも好き。
今はアナ雪に届かず4位になっているけれど、
頑張ってタイタニックを抜いてほしいと応援したくなるくらい。
これはもう、間違いなく歴史に残る名作だと思うな。

興奮のあまり、文面の口調がバラバラになってしまいました……。

口下手な私ですが、これだけは言えます。
これほどの満足感と幸福感を得られる映画は本当に稀。
もしかしたら、私の中では歴代1位かもしれません。

 映画

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