スギケンの闇鍋風ドールブログ

ドールの話をメインに、カメラ、漫画、イラスト、アニメ、映画など、ある方面に偏った趣味を闇鍋風に送る不定期日記です。                

スギケンさん、私、ゾンビになっちゃいました

なんとなく更新を怠り、気がつけば数週間。いや数ヵ月。いや数年、というのが
放置ブログ発生のメカニズムなわけですが、私のブログもまさにそんな感じでした。

本来であれば生存報告を兼ね、一ヶ月に一度くらいは更新した方がいいのでしょう。
が、どうにも面倒くささの方が勝ってしまい、最終更新日が2012年4月8日という有様……。

そんな私が久しぶりに更新を思い立ったのは、とある出来事が原因です。
生粋のドール者であれば、タイトルを読んだだけでピン! ときたかもしれません。

びっくりニア02

そう、あれです。あの恐ろしい現象が当家にも現れたのです。
ネットを徘徊中に目にした、とあるドール記事。それが現象を知るきっかけになりました。
記事の内容はこんな感じです。

ドールアイの固定に定番の「ひっつき虫」を使っていたら、いつの間にか溶けて
ドールアイがずれるようになっていた。


ひっつき虫とは、ドールアイの固定用に古くからドール者の間で
重宝されているデッサン用練ゴムみたいなやつです。

ひっつき虫
↑写真左側。これを適当な大きさにちぎってアイを固定します。



話は飛びます。ここでブログ冬眠中の私のドールライフを振り返ってみましょう。

東日本大震災により、当時の私の部屋はめちゃくちゃ。その破壊力はすさまじく、
私の身長よりも高い重厚な棚は宙を舞い、襖を破壊しつつ隣の部屋で発見されました。
並べて飾っていたドールも同様に吹き飛ばされ、髪は砂だらけ。
各々が死体のように床に転がっていました。
カーペットを敷いていたのが功を奏し、本体自体はかすり傷程度で済んだのが
せめてもの救いでした。

その後、家を新築することになり、建築中はアパート暮らし。
アパートに引越すためにドールを箱に戻し、暗所保管となっていくわけですが、
新居に移ってからも箱から出さず、湿度・気温ともに低めの居心地の良さそうな場所に
保管し続けていました。

趣味が変わったわけではありません。
箱から出さない方が安全だし、紫外線に晒さなければ経年劣化を抑えられるのではないか、
と考えたのです。
私のドールライフは激変しました。
いずれ誰かに着せるために、気に入ったドレスを購入。(いずれっていつよ……)
4人ほど新たにお迎えもしましたが、箱入り安全感覚が拭えず、
初期不良確認を終えると仕舞い込む。(所有欲を満たすだけの愚行)
そんな生活を続けていたのです。


閉話休題

上記の記事を読んだ私は慌てました。無害だと思っていたので
数名のドールの目にひっつき虫をつけたまま仕舞い込んでいたのです。
つけていたドールはニア姫様、マロンちゃん、風歌さんの3名。

こうなったら確認しないわけにはいきません。
比較的取り出しやすい場所に保管していたマロンちゃんのヘッドと久しぶりにご対面。

しかし! 私は、ひっつき虫云々を
確認する前に茫然としてしまった。


変わり果てた姿のマロンちゃんが虚ろな目をして私を見上げました。

落ち込むマロン02
「スギケンさん……遅すぎたのです。もう駄目なのです」

そんな声が聞こえてきそうでした。

いや……おちゃらけずに真面目に言えば、頭の中が真っ白になって暫く放心状態でした。

次いで風歌さんのヘッドを確認しました。
「……あれ……こちらは大丈夫っぽい」

次いでニア姫様。
「…………」

絶句。 暫くの間、再び放心。

全員の安否を確認するまでは落ち着かず、引っ張り出して開封を繰り返す私。
こんな無様な私を、ドール者の皆さんは口を揃えて、こう言うに違いない。

「……箱入りで年単位なんて
ドール者の風上にも置けんっ!」


しかし! これだけは言わせて頂きたい。
別に愛情をなくしていたわけではない。
なるべく劣化させたくない、という思いが誤った形で表れてしまっただけなのだと!

ここで今回の記事のテーマに触れます。
幸いなことに、ひっつき虫の劣化はありませんでした。
(数年前と同じ状態で綺麗に剥がせました。上記写真が
念のために剥がしたひっつき虫の塊です)
なにが私の心を凍結させ、久しぶりに投稿する意欲を与えたのかと言いますとね……

DDの黄変です。
DDって環境によっては想像以上に
黄変が進行するんですよ。
あっという間にね。


今更、なに言ってんだ? そんなの常識じゃねえか。
そんな声が聞こえてきそうな気もしますが、ドール暦約8年にもかかわらず、
私は誤った解釈をしていました。

「黄変を心配するのはSDであって、DDはそれほど変化しない。
変色するにしても10年程度先の話。
ドルフィードリームは取り扱いが易しく、初心者に最適。
材質的に色移りしやすいから、それだけは注意してね」


これが先日までの私の解釈でした。
が、今回の件でSDよりも、むしろDDの方が慎重に取り扱わないと大変になるということが
分かりました。
(SDには里帰りエステがあるので、黄変しても精神的な保険があります。
しかし、DDにはそれがなく、諦めるしかありませんので……)

ノーマル肌はそれほど変化を感じませんでした。元々が健康色なので、
「夏の間に少しだけ日焼けしたんだな」程度の違和感で済みます。

でも、ホワイト肌はやばいですよ……。
赤みだけが完全に飛んで、ほのかな青が残り、黄色だけがやたらと主張している感じです。
記録として写真を撮ろうかと思ったのですが、あまりにも痛々しくて
撮れませんでした……。(泣)
部分的に変色しているボディと完全に変色したヘッドの差が激しすぎて、
死人に噛まれてもいないのに、ニア姫様とマロンちゃんがゾンビ……。
参考写真として載せることがかわいそうに思えて、どうしても撮れません……。
だから今回は味気なくなることを承知のうえで文字ばっかりの記事です。申し訳ありません。

安否確認の結果は次の通りです。

○出荷したばかりのものと比べれば差は実感するものの、
 それほど黄変が感じられなかったドール

 SD…… 水銀燈、ルネ、亜美、くるみ、あゆむ、ゆき
 DD…… エステル、風歌、由綺、理奈、愛佳
 オビツ50 ……MIZUKI

○強い黄変が見られたドール
 SD…… 楓
 DD…… セイバー、ニア、マロン

 ※新たにお迎えした4人は、当家に来てそれほど経っていない最新のドールなので
  リストから省いています。

ホワイト肌は、本当にびっくりするくらい無残な状態になります。
楓さんは、初めてお迎えしたドールなので、仕方がないと言えるでしょう……。
しかし、少し不思議なことがあるんですよ。

ノーマル肌のダメージが少ないので、ノーマル肌のドールは大丈夫かな、と
思って開封作業を続けていたら、セイバーさんだけNGでした。
セイバーさんよりもだいぶ前にお迎えしたはずのエステルさんの肌に
強い変化が見られないのに対して、セイバーさんは所々斑模様に黒ずんでいます。
浜辺で肌を焼いていたら、なにかが飛んできて体と顔を覆い、
斑に焼けてしまった感じです。

他のDDに大きな変化がない中、
どうしてセイバーさんの変色速度が上昇したのか。

他の子と違い、セイバーさんだけはお迎え後、ずっと箱入り娘だった。
違いはこれだけです。

この現象を知ってからネットで調べたら、まんだらけ等の入荷告知で記載されている写真や
過去のオークション画像で同じ状態を見かけました。
憶測ですが、そうして店先やオークションに出回るドールの大半は冷暗所に仕舞われたままで
大切に保管されていたものなのではないでしょうか。

なにを言いたいのかといいますとね……。
巷で言われている「ドールの仕舞いっぱなしはよくない」という説。
ドール者にとってあれは色移り並みに気をつけなければいけない重要な項目
なのではないか、ということです。


変色の原因はソフビに含まれる可塑剤の影響らしいのですが、にわか知識なので
この記事での詳しい説明は避けます。
(揮発した可塑剤が密閉空間に充満し、変色に繋がる? と私は解釈しましたが……)

※詳しく知りたい方は「可塑剤 ドール」等で検索すると
 すぐにその手の記事に行き当たりますので、そちらをどうぞ。

暫く飾っていたドール達の変化が低いことから推測するに、出荷直後のドールは
可塑剤の揮発が強いとも考えられます。
(もし違うなら、箱入り娘になってからの年月の差でしょうけれど)
気になることは、もうひとつ。
理奈や由綺と同じかそれ以上の期間を箱の外で過ごしたニア姫様・マロンちゃんは
どうしてノーマル肌の子よりも変色が激しいのか。単にホワイト肌が目立つだけなのか。

でも、なんとなくそれだけではないように思えたり……。
(……ホワイト肌特有の要因が他にもあるのではないかと疑っています)

高価なドールを大切にするあまり未開封で保存しているあなた。
外に出してあげないと、たった数年で斑模様に日焼けしてしまうかもしれません。
これが水着の形なら、「それもアリかな」と思ったりもしますが、どう考えても肌焼きに失敗して
友人に顔を合わせづらい……的な歪な変色をします。

変色が激しいホワイト肌ドールのオーナーでも、「うちのはそんなに気にならないなぁ」と
変色を実感されない方もいると思います。
しかし、そうしたオーナーは箱の外に出して常に愛でており、
仕舞いこむことによる変色よりも少ない変化に抑えられているのではないでしょうか。

知っていれば私も扱い方を変えていたのですが、今となってはどうしようもありません。
くどいようですが、仕舞いっ放しのホワイト肌は本当に変化が酷いです。
まるでゾンビのように緑っぽい黄色肌。(ノーマル肌の斑も酷いですが……)

変色したノーマル肌の救済処置として「ワイドハイターEX」に暫く浸す、という方法が
あるらしいのですが、チキンな私は「のちのちなにか副作用が現れるのでは……」
と気になって試す勇気がありません。
ホワイト肌にいたってはその「ワイドハイターEX」も適していない様子。
(やるとゾンビ感が増すらしい)
ホワイト肌には救済処置がありません。

飾る場所がなく、外に出しては置けない。そんな方は定期的に箱から出し、
暫くの間、外気に晒しておくだけでも違うのではないでしょうか。
(実践したわけではないので効果は未知数です)

私と同様に仕舞いっ放しの危険性を知りつつ、
『それでも箱入りの方が総合的にダメージを抑えられる』と軽く考えている方が
二の舞にならないように、久しぶりに記事を書きました。
この記事を目にした方の参考になれば幸いです。


 ドール

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