続き物ですのでその1を見ておられない方はそちらを先にご覧くださいませ。
崖の上のポニョを観たいので映画館に連れて行って欲しいとスギケンにお願いする
ルネさんでしたが、さてさてその後どうなったのでしょうか。
ガチャッ
スギケン「ただいま~。」
スギケン「いや~面白かったです~。 あなたはどうでしたかルネ。」
ルネ「・・・・・・・・・・・・・。」
スギケン「ルネ?」
ルネ「! あ・・・何か言ったかニャ、スギケン。」
スギケン「いや、実際観てみての感想を聞いたのですが。(^^;)」
ルネ「あ・・・ごめんニャ。 あまりの面白さに余韻に浸っていたニャ。」
スギケン「お、満足したみたいですね。 それは良かったです。」
ルネ「も~ポニョが可愛くて可愛くてしょうがなかったニャ。」
スギケン「ですよね~。 私もポニョが登場する度に
自然と顔がにやけてしまいましたよ。(^^)」
ルネ「注目すべきは、すべて手描きで描かれたというあの動きニャ。
ストーリー云々というよりも、動きを見ているだけで楽しいと感じたのは久しぶりニャ。
冒頭のクラゲの動きで感動し、瓶に詰まるポニョで笑い、
その後も波の上を走るポニョ、眠そうに目を擦るポニョ、その仕草の一つひとつが
素晴らしい動きニャ。
町の人達もとても良い人ばかりだったニャ。
他の人が作ったら津波を起こしたポニョへの責任とか種族の違いによる差別とか
そういった点もクローズアップされていたかもしれないニャ、
でもポニョはそうじゃないニャ、後ろ向きな登場人物は一人も居ないニャ。
そこが私はとっても気に入ったニャ。」
スギケン
(うおお、熱く語りますねルネ!
これはよほど気に入ったようですよ!)
ルネ「ここまで丁寧にきちんと子供に向けたアニメを作れる監督は今の日本には
あまり居ないニャ。 今回は宮崎監督の凄さを改めて思い知ったニャ。
歳をとっても決して衰えないイマジネーション。
作品自体とてもエネルギーに溢れた作品だったニャ。
宗介の母親のリサもパワフルで面白かったニャ、突然現れたポニョを温かく迎える
やさしさも好感が持てるし好きなキャラクターニャ。」
スギケン(なんでしょう・・・同じ半獣(魚)人として思うところがあるんでしょうか・・・。)
スギケン「ルネ。 実はあなたが喜ぶと思って今回パンフレットも買ってきたのですよ。
見てみますか? (^^)」
ルネ「えっ! あ、ありがとニャ!
見てみたいニャ!!」
スギケン「よいしょっと・・・ほら、これです。」
ルネ「うわ~、ホントニャ♪ 半獣人のポニョが人間になるまでの感動的なストーリー・・・」
ルネ「って、違うニャろっ!!
ポニョはさかなの子ニャ!!!
っていうかコレDVDじゃニャいか!
パンフレットじゃないニャ!!!」
スギケン「ごめんごめん間違えました・・・こっちでした。」
ルネ「そうそう、パンフレットっていえばこういう感じニャ。
分かってるなら最初からこっちを出すニャ。」
ルネ「って惜しい! 惜しいニャ!! パンフレットには違いないんニャけど
これはパンフ違いニャ!」
スギケン「すいません、またまた勘違いしてしまいました。
パコではなくポニョでしたよね、ごめんごめん。(^^;)」
スッ・・・
ルネ「そうそう! これニャ、この怪しげな大きさの箱。
これこそ私が見たかったものニャ。」
ルネ「って、ホントに怪しいニャ!
なんニャこの箱っ! さっき折角
近づいたのにまた遠ざかった
ニャッ!!」
スギケン「おかしいな~・・・え~と・・・・あ! あった!
今度こそ間違いありません!!」
ルネ「本当に間違いないんニャろうな・・・・。」
スッ・・・
ルネ「うわ~・・・ポニョニャ・・・やっぱり可愛いニャ~。」
ルネ「・・・スギケン今日はとっても楽しかったニャ・・・ありがとうニャ。」
スギケン「いえいえ、どういたしまして。 また観たい映画があったら
遠慮なく言うのですよ。(^^)」
スギケンスタイル2008 ~ココアジャンパースカートセットその2~
いかがだったでしょうか。
崖の上のポニョ、実際観てきたわけですが、ホント面白かったです。
宮崎アニメ初期の頃のエネルギッシュな感じが強く出ていたように思います。
スケールは従来の作品に比べると小さいですし、いつもの宮崎アニメのような
クライマックスに向けてのハラハラする展開はありませんが、
そういった視点で見る映画ではないので私はとても楽しめました。
コント中も書きましたが、動きが凄いんですよ。
リサの豪快な車の運転やポニョの眠そうな顔や仕草、魔法を使ったあと
微妙に半漁人っぽくなる動きとか、いちいち動きでくすくすと笑わされます。w
微笑ましくて良いですね~・・・まったりします。
ルネの台詞でも書きましたが、登場人物に悪い人が一人も居ないんですよね。
話の中で起きているのは大災害だったりする訳ですが、それを一人として
嘆き悲しむ人も他人のせいにする人もいない。
そこに違和感を感じさせない巧みさが宮崎アニメならではですね。
最近の宮崎アニメでも、そういった現実的な部分は結構出ていましたが、
久しぶりにポニョは昔の宮崎アニメの突き抜けた優しさが感じられる作品でした。
劇場で、もう一回観てもいいかも。(^^)